宅配弁当・出前・仕出し・オードブルの違いとは
宅配弁当とは?
宅配弁当とよく似た言葉にはオードブルや仕出し弁当がありますが、それぞれどのような違いがあるのかご存知でしょうか。
一般的に宅配弁当とは、呼んで字の如くお弁当の配達サービスを行う業者、または配達されたお弁当のことを指すこともあります。
宅配弁当と仕出し弁当はよく似ているようで、少しの違いがあります。一般的に「仕出し」とは、人から注文を請けて料理を作って届けることを言います。お寿司屋や中華料理店では、「仕出し」という言葉はあまり使われておらず、その代わりに「出前」という言葉をよく使います。
注文を請けた料理を指定された場所にお届けするという意味では、出前・仕出し・宅配、どれもみな同じと考えて良いでしょう。しかし、仕出し弁当と宅配弁当については、業者によってサービスの内容に少し違いがあります。
料亭や老舗の和食の名店では、仕出し弁当の配達サービスを行うところもあり、指定された場所にお弁当を届けた後に容器などを回収するのが一般的です。宅配弁当の場合、お弁当を届けた後の回収サービスは行わず、業者がお届け先に出向くのはお弁当を配達する時のみです。
宅配弁当のニーズが高まる理由とは
近年は、宅配弁当のフードサービスを行う業者が全国的にも増えてきました。とくにひとり暮らしの人や高齢者に人気が高く、中にはリピーターで注文する人もいます。
高齢になると、近くのスーパーやコンビニに買い物に行くのが億劫になることもあります。ひとり暮らしだと、仕事で疲れた時などひとり分の料理を作るのが面倒になることもあります。コンビニやスーパーでパンやお弁当を買って食べるのも、だんだん飽きてしまいますよね。
その点、宅配弁当ならメニューの種類が豊富です。一口に宅配弁当とは言っても、野菜中心のお弁当や塩分控えめのお弁当、若い人向けの肉食中心のお弁当など、多彩なメニューが揃っています。
とくに近年は、オードブルの専門店やケータリング業者、レストランや食堂などで宅配弁当のフードサービスを実施するところも増えてきました。また、全国各地の生活協同組合(生協)で宅配弁当のフードサービスに対応する店舗も増えており、今後もさらにニーズが高まる見込みです。